踏まえているページ
まず、下記のページを踏まえております。
- 日本産婦人科 感染症学会> インフォメーション
- 日本産科婦人科学会> 妊婦・産褥婦の新型コロナウイルスの感染予防対策について
- 日本産科婦人科学会> 一般の皆様へお知らせ
- NHK> 「今後1~2週間が瀬戸際」国の専門家会議が見解示す
(2020年2月24日 ) - NHK> 都道府県別の感染状況
- NHK>日本国内の感染状況> 1日ごとの発表数
- NHK> 新型コロナウイルス関連 特設サイト・特集 リンク一覧
- 厚生労働省> 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)
次に、それらを依頼者様と話し合い、精子提供に関して下記のとおり要約などしました。
インフォメーション
武漢市内で妊娠後期に COVID-19 (新型コロナウィルス)に罹患した妊婦9 例がある。その解析で、経過や重症度は⾮妊婦と変わらず、⼦宮内感染は⾒られなかった。
しかし、⼀般的に、妊婦さんの肺炎は横隔膜が持ち上がるために換気が抑制される。また、うっ⾎しやすいことから重症化する可能性がある。
妊婦・産褥婦の新型コロナウイルスの感染予防対策について
⺟体、胎児への影響
新型コロナウイルスの情報は少ないので、コロナウイルス(SARS を含む)についてわかっていることを記述する。⾮妊婦にくらべて重症化し、集中治療のの必要が多くなることが報告されている。また、流早産、胎児発育不全も増加する。他のインフルエンザなどの呼吸器感染症と同様に⺟体の呼吸器感染症が胎児に直接感染することはない。
妊娠初期のコロナウイルス感染症は、新型ウイルスであっても現時点では直接、胎児の先天奇形のリスクとなることは考えにくく、罹患した妊婦が過度に⼼配する事が無いような配慮を⾏う。
日本国内の感染状況> 1日ごとの発表数
2020年3月6日 まだ、1日ごとの感染者数は増える傾向にある。(感染の収束が、何か月後になるのか不明)
都道府県別の感染状況
2020年3月6日 東京都の感染者数は、3番目に多い。(累計58人)
新型コロナウイルス関連 特設サイト・特集 リンク一覧
Q. 感染した場合、特に注意が必要な人は?
A. WHOによりますと、今回の新型コロナウイルスで死亡したのは、高血圧や糖尿病、心臓病など免疫を低下させるような持病があった人が多かったということです。現在は国内で新型コロナウイルスが流行している状況ではありませんが、新型コロナウイルスに限らず、インフルエンザなど一般的な感染症でも免疫が弱くなっている人は注意が必要です。
具体的には、高血圧や糖尿病、心臓病といった持病がある人や、リウマチなどで免疫抑制剤を使っている人、高齢の人などです。
持病の程度がどのくらいだと重症化しやすいかについては、はっきりと分かっていません。また新型コロナウイルスではこれまで特にリスクが高いという情報はありませんが、一般的に妊娠中の女性はウイルスに感染しやすく、万が一肺炎になった場合に重症化しやすいということです。
さらに乳幼児についても新型コロナウイルスでどういった症状が出るのかデータはありませんが、いずれにしても自分で手洗いを徹底したり、人混みを避けたりなどの予防対策を取るのが難しいため注意が必要だということです。
(2020年2月12日時点)
Q. 妊婦が注意すべきことは?
A. 中国を中心とした新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本産婦人科感染症学会は、妊婦や妊娠を希望する女性に対し、注意を呼びかける文書を出しています。この中では新型コロナウイルスによる感染症について、現時点では特に妊婦が重症化しやすいといった情報や胎児に障害が出たという報告はないとして、過度な心配は不要としています。
ただ一般的に妊婦は肺炎になると重症化するおそれがあるため、注意を呼びかけています。
予防策としては外出後や食事の前など、こまめに流水とせっけんで手洗いをすることやアルコールなどの消毒薬が効果があるとしています。ほかにも、
- 発熱やせきなどの症状がある人との不必要な接触を避けること
- なるべくマスクをつけること
- 手や指を不用意に口や鼻などにもっていかないこと
などを挙げています。
文書をまとめた日本大学医学部の早川智教授は「マスクはあればしたほうがよいが、予防にはこまめにせっけんで手を洗い、自分のハンカチかきれいなペーパータオルでふくことがいちばん大切だ。また必要のない時には人混みに行かないことも心がけてほしい。妊婦は不安になる人も多いと思うが、感染症が流行するときにはさまざまなデマが発生するので正確な情報をもとに行動してほしい」と話しています。
(2020年2月5日時点)
Q. 【視聴者の疑問】感染しても重症化しなくてすむように、免疫力を下げない方法ってあるのか?
A. 愛知医科大学の森島恒雄客員教授は、基本的には、栄養や休養を十分にとるほか、脱水状態にならないよう水をこまめにとってほしいと話しています。また、心配しすぎて家の中で動かないでいるのもよくないということで、人混みをさけながら散歩したり、軽い運動をしたりすることで血行をよくしてよく眠れるようにすることも大事だとしています。
なお、電車・バスなどの公共交通ではなく、自家用車で移動することで感染リスクを減らします。
以上の要約・引用を踏まえ、次の方針
以上の要約・引用を踏まえ、次の方針で対応いたします (2020年3月時点)
- 新型コロナウィルスに対しては、インフルエンザ予防と同様に対応する。
- したがって、依頼者・精子提供者の移動は、例年通り行う。
- もちろん、依頼者がご希望しない場合、その月の移動は無し。
不要不急の外出をさし控え
追記 2020年4月 7日・11日
「精子提供バンク 東京関東」のドナーは、次の場合を除き、不要不急の外出をさし控えます。
- 生活を支える職務
- 精子提供
また、お会いする日の朝に、各自で以下の感染症状がないことを確かめることとします。
- 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く
- 強いだるさ(倦怠感)息苦しさ(呼吸困難)
- 呼吸器症状――咳・痰(たん)
- 感染者と濃厚接触の疑いがあるか
そして、面談・提供日は次の形でご対応します。
- 密集集団・密閉場所・密接会話を避ける
- お互いにマスク着用
- 面談・提供前に、手洗い・うがい(お手洗い入り口に取っ手ある場合は、除く)
精子提供者の顔立ちについては、面談資料でご覧になれます。
引用) NHK「特設サイト 新型コロナウィルス」
アビガンについて
2020年4月25日
新型コロナに効果ありとされるアビガンについて、情報提供です。
妊婦に処方されることはありません。ただし、次の方はご自分が服薬せずに済むよう、新型コロナ予防に重ねてご注意ください。
- これから妊娠する女性
- 精子提供する男性
なぜなら、胎児に障害を起こす可能性があるからです。
詳しくは、次の引用をお読みください。
妊娠、授乳について
このお薬は、妊娠中に服用することで胎児の奇形や流産・死産を起こす可能性があります。また、母乳や精液に移行しますので、次の注意事項を必ず守ってください。
もし、上記ページが見られない場合は、次の引用をお読みください。
5. アビガンの使用上の注意
動物実験において初期胚の致死および催奇形性が認められたことによって,承認時には,胎児に障害を起こす可能性を排除するため,妊婦または妊娠している可能性のある女性への投与が禁忌となった。
そして添付文書には,投与期間中および投与終了後7日間はきわめて有効な避妊法の実施を徹底することが注意喚起されている。
こうした対応により,新たな薬害の発生を防ぐことができると考えている。
引用元)5. アビガンの使用上の注意(千里金蘭大学副学長)
マスクを無料配布
2020年6月18日
メンバー及び依頼者さんへ、マスクを無料配布しております。
なぜなら、咳エチケットの徹底により面談日や提供日の感染予防を徹底するためです。また、ご家族への感染予防にもなります。
ご希望の方は、窓口へご連絡ください。
新幹線や高速道路での感染リスクをどう避ける
2020年12月30日
依頼者さんや精子提供者の移動に際する注意点として、次の記事をご紹介します。
「新幹線や高速道路での感染リスクをどう避ける? JRとNEXCOに聞いた」(FNNプライム)
一部を分かりやすく言い換えたり赤字強調したりして、下記へ引用いたします。
記事の大筋
- コロナ禍での新幹線と高速道路の感染予防は?
- 新幹線は消毒と換気を徹底…JR東日本は切符購入時に“あるポイント”を呼び掛け
- NEXCO東日本「高速道路は利用状況の見通しが難しい」…サービスエリアは客席を間引き
新型コロナウイルスの感染が収まらない中、今年は帰省シーズンを迎える。ここで考えさせられるのが、新幹線や高速道路などの感染リスクだろう。
新幹線は着席しての乗車が基本となり、乗車時間も一般的な在来線よりは長くなりやすい。例年の帰省シーズンには乗車率100%超えになることがあり、車内の窓も開かないことから、3密にならないかと不安に思う人もいるのではないだろうか。
高速道路は基本的にそれぞれの自家用車で移動することになるが、サービスエリアなどの休憩施設では、不特定多数と接する可能性が高い。料金所でも、ETCでなければ収受員とドライバーが対面して金銭の収受をするため、こちらも心配される点ではある。
帰省シーズンを前に、現場ではどんな感染予防対策が取られているのだろう。私たちが利用する場合は何に注意すればいいのだろうか。
新幹線や高速道路の管理会社である、JR東日本とNEXCO東日本に取材した。
指定席の予約状況は前年の約8割減に
JR東日本によると、2020年のお盆期間(8月7日~17日)の指定席予約状況は、新幹線が予約可能な273万席のうち、約21万席にとどまっている。在来線が予約可能な約137万席のうち、約6万席。前年比だと新幹線、在来線ともに約8割減の状況だ。(※予約状況は7月21日現在)
コロナ禍が影響していると思われるが、実際の新幹線や駅ではどんな感染予防対策をしているのだろうか。JR東日本の担当者に実情を聞いた。
――お盆期間の予約減は何が影響したと思う?
新型コロナウイルスの感染拡大により、お客さまが外出や移動を自粛していることが影響していると考えられます。ただ、予約状況を調査した7月21日は、実際のお盆期間よりは少し前ですので、今後、予約が入る可能性はあると思います。
――新幹線の感染予防対策はどうしている?
お客さまに安心して列車をご利用いただくため、車両の消毒は全ての旅客車両で行っています。具体的には、座席回り・窓枠・手すり・トイレ・洗面所などを次亜塩素酸ナトリウム水溶液や消毒用アルコールなどで拭き清掃しています。
加えて、新型コロナウイルスの感染疑いのあるお客さまの乗車が判った場合は、お客さまが使用した部位あるいは、使用したと思われる部位を中心に拭き取り清掃しています。
車内の空気は6~8分ほどで全て入れ替わる
――新幹線の窓が開けられないのはなぜ?
新幹線車両は高速走行するため、仮に窓を開けた状態でトンネル等を通過すると、その際に車内では急激な気圧の変化や大きな風圧を伴います。ご利用のお客さまの安全を確保するため、車内は気密性を確保し、気圧を一定に保ちます。そのため、窓は開けられません。
――車内の換気状態に問題はない?
新幹線の車内においては、空調装置や換気装置にて常時、外気の取り込みや排気を行っております。換気状況のシミュレーションでは、車内の空気は6~8分ほどで全て入れ替わるという検証結果が出ております。
切符購入時にも間隔を意識して
――車内の座席間隔はどうなる?
JRの窓口で切符をご購入される際、係員はできる限りお客さま同士の間隔を空けてご案内するようにしております。ただ、切符はお客さま個人がウェブサイトや券売機で購入できますので、その際はできる限り、間隔を空けた席をご購入いただくことをお願いできればと思います。
例えば、ABCの3列シートがあり、Aが埋まっていたら、BではなくCを予約いただくといった形です。各座席の予約状況は、ウェブサイトや券売機で「シートマップ」としてご確認いただけるので、有効活用していただければと思います。
――駅も混雑が予想されるが、ここの対策は?
マスク着用や手洗いなどの対策を実施しています。接客業務にあたる駅社員や列車乗務員(運転士・車掌)だけではなく、接客部門に従事しない社員も含めて、全社員にマスク着用を指示しております。また、駅の改札口や出札窓口では、ビニールやアクリル板を使ってシールドを設けて、お客さまと社員双方の飛沫感染防止対策を講じています。
さらに、首都圏の主要ターミナル駅を中心とした、各駅や非現業部門の入るビルなどでは、グループ会社の協力を得て、構内清掃の際に、階段やエスカレーター手すりなど手指が触れる場所について、アルコールでの拭き掃除を実施しています。
お客さまに向けても、手指を消毒できるよう、「訪日旅行センター」や「新幹線乗換口」、在来線の駅などに消毒液を設置しています。
――感染予防のため、利用者ができることは?
駅や新幹線をご利用のお客さまには、手洗いや咳エチケットの感染症対策のほか、ラッシュ時間帯のご利用を避けるオフピーク通勤・通学などに、ご協力をお願い申し上げます。
高速道路は利用状況の見通しが難しい
新幹線は予約が大幅に減っているとのことだが、高速道路はどうだろうか。
NEXCO東日本に現状を聞くと、「例年にはない交通動向に影響を与える要因が存在するため、今年の夏季繁忙期における利用状況を見通すことは難しい」としたうえで、国土交通省のウェブサイトで公表している、高速道路の交通量増減情報を参考にしてほしいとのことだった。
サービスエリアをはじめとする休憩施設、料金所などの感染予防対策はどうなっているのだろうか? NEXCO東日本の担当者に聞いた。
――休憩施設の感染予防対策はどうなっている?
従前から取り組んでいることですが、施設で働く人たちは、手洗い・うがい・咳エチケット、マスク着用の徹底のほか、現金の受け渡しに金銭トレイの使用をするようにしています。
施設内では、お客さま用の消毒液を設置した上で、共用設備の定期的な消毒を実施するほか、ショッピングコーナーレジ、インフォメーションカウンターに飛沫防止用のビニールカーテンを設置しています。会計のレジ待ち時に間隔を空けやすいよう、床に目安を示すといったソーシャルディスタンスの啓発もしています。
客席を間引きしているので、食事に時間がかかる場合も
――利用客にお願いしたいことはある?
休憩施設のレジやトイレに並ばれる際は、ソーシャルディスタンスの確保のため、間隔を空けてのご利用をお願いします。その際は屋外でお並びいただくことも考えられますので、水分補給を心がけるなど、熱中症にご注意いただければと願います。
飲食施設などの客席は密を避けるために間引きしておりますので、お食事をしていただくのに時間がかかる場合がございますが、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。また、屋内喫煙所は閉鎖しているので、喫煙される場合は屋外喫煙所の利用をお願いします。
――施設内店舗の営業形態が変わることはある?
テナントごとの対応となるため、営業時間などは通常と異なることがあります。当社では、高速道路の利用者向けに「ドラぷら」というウェブサイトを運営していて、そこでテナントの休止情報、営業時間などはお知らせしているので、必要な場合はご確認いただければと思います。
ドライバーにも感染予防対策をお願い
――トイレも不特定多数が利用するが、注意点はある?
休憩施設のトイレでは、ソーシャルディスタンスの確保のお願いや、ハンドドライヤーの停止などの感染防止対策を実施しております。ただ、お客さまにおかれましては通常通りにお使いいただければと思います。
――料金所の感染予防対策はどう?
料金所収受員のうがい・手洗い・マスク着用、咳エチケットの徹底や手袋の原則着用、金銭トレイの活用などを行っています。お客さまと極力、接触しない収受を実施しています。
――ドライバーに呼びかけたいことはる?
料金所においては、収受員も感染予防対策をしていますので、金銭トレイでの収受などをご了承いただければと思います。高速道路の利用全般に関しては、お客さまにおいても感染予防対策、咳エチケットやソーシャルディスタンスの確保にご協力をお願いします。
JR東日本とNEXCO東日本、どちらの管理会社もできる限りの感染予防対策はしているが、利用客にもソーシャルディスタンス確保などの協力をお願いしたいとのことだった。
切符購入時のシートマップ確認など、少しの意識で協力できることもあるので、新幹線や高速道路などを利用する際は、心がけてみてはいかがだろうか。