「全額無料の外部精子提供者」と「実費は払う精子提供バンク東京関東」、いずれがよいですか?

精子提供バンク 東京関東 よくある質問
生涯における時間の使い方も変わります
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 依頼時点の家計状況によります。

 ただ、精液の質低いとお子さんの健康状態が損なわれる恐れ高まります。

 その場合は、産み育てにおける医療費・教育費が高額となります。誇張ではなく桁違いです。

 また、お金だけでなく、生涯における時間の使い方も変わります。

 

 なお、外部ドナーと比べる場合は、次のことも参考となります。

身辺調査とは何ですか?

 

 とはいえ、価値観は人それぞれ。

 相性よさそうなら、外部ドナーへ問い合わせてみるのも一案です。

 どの精子提供者から受け取るにせよ、温かい家庭を築けるようお祈りしております。

精子提供バンク 東京 関東
生涯における時間の使い方

 

下記へ、参考記事を引用いたします。

出所

  • Woman Type ― 年齢はどう影響する? 日本人が知らない妊娠・出産の真実「女はタイムリミットの中を生きている」【医師監修】
  • 公益財団法人1more Baby応援団 ― 妊娠適齢期から考えるライフプラン 全4回 ①【男性編】
  • 執筆者  齊藤英和(国立成育医療研究センター臨床研究員。上記法人の理事)

 

1人の子どもを作るためにかかる費用

 不妊治療には、高額な費用がかかるケースもあることを覚えておきたい。

 「先ほども申し上げた通り、40歳を超えると、不妊治療を始めても妊娠できる確率は1割程度。そのため、治療期間も長引きます。すると、20~30代前半までなら500万円以下で済んだ治療も一気に跳ね上がり、1人の子どもを作るために2億円以上の費用がかかることもあるんです。しかも、40代と言えば自分の親の介護も必要になる時期。ようやく子どもを持てたと思っても、最も大変な子育ての時期と親の介護が重なり、疲弊してしまう方も多いんですよ」

 高額の不妊治療を終えても、子どもの教育費や親の介護費が重なり、経済的に困窮してしまう人も少なくないそうだ。

 「20代の夫婦は『まだ子どもを産めるような金銭的余裕がない』とよく言いますが、『産むための治療』が必要になってからでは、余計にお金がかかるということも知っておくべきです。通常は、自治体の補助や会社の手当てなどもあって出産自体にそんなにお金が必要になることはないですし、若くして産めば、お互いの祖父母も元気で子育ての手伝いをしてくれるかもしれない。何が経済的なのか、よく考える必要がありますね」

父母の年齢が上がると子どもの健康に

 また、「産みたいのに産めない」というリスク以外にも、父母の年齢が上がるにつれて子どもの健康にも影響が出やすくなるという。

 「母親の年齢が35歳以上になる頃から、明らかに生まれてくる子どもに染色体異常が出やすくなります。それ自体が病気というわけではありませんが、ダウン症などの何らかの染色体異常を持ちやすくなると言われています」

図.4【女性の年齢と子どもの染色体異常リスク】

卵子

 上のグラフからも分かるように、20歳~31歳の妊娠適齢期に出産した場合、子どもの染色体異常はほとんど見られない。30歳で子どもを産んだ場合、ダウン症の子が生まれる確率は952分の1だが、35歳で産むとその確率は385分の1。40歳なら106人に1人と確率が高まっていく。

男性の年齢と流産率

 次は、妊娠された相手の方の流産率について、そのパートナーである男性の年齢との関係をグラフで見てみることにしましょう。

 図5の横軸は男性の年齢です。縦軸は相手の方の相対的流産リスクです。20歳を1としています。男性の年齢が上がるとともに、妊娠した相手の流産リスクも上昇します。

 女性の加齢でも流産リスクは上昇しますが、それを補正しても、男性の年齢だけでも上昇するということがわかっているのです。

精子の遺伝子は加齢にともなって

 次に、男性の年齢と出生児の先天異常のリスクについて、お話ししましょう。出生児の先天異常のリスクも、女性の加齢と深く関わっていますが、その影響を補正して検討したのが、図6になります。

 男性の年齢25歳から29歳を対照として、各年齢のグループと比較しています。若いグループ(20歳未満)でも、少しリスクが上がっています。はっきりした原因は不明ですが、未熟性が原因の一つであると考えています。一方、30歳以上では、年齢が高くなるに従い、出生児の先天異常のリスクが明らかに上昇しています。その原因は、精子の遺伝子が加齢にともない障害を受ける可能性が高くなることだと考えられます。

(補足   「可能性が高くなる」と表現されていることから、加齢に伴う遺伝損傷には個人差があるとわかります。そのことは、下記のNHK記事でも裏付けられます

NHK 生活情報ブログ> 男35歳 “精子”の分かれ道

 

<男35歳、精子の分かれ道>

男性不妊の専門、獨協医科大学埼玉医療センターの岡田弘医師によると男性は2つのタイプに分かれるそうです。

「35歳を分岐点として“精子力”(=妊娠させる力が落ちるグループと、落ちないグループです」

その根拠となるのは、子どもがいる男性と不妊に悩むカップルの男性、合わせておよそ150人を対象に行った調査です。

全員、精子の量や運動量を調べる通常の精液検査では「正常範囲」と言われていました。
そこで調べたのが精子力。

精子は卵子と受精したあと、受精卵の分割を進めるためのスイッチを入れます。その変化を起こす力=精子力があるかどうかを精子とマウスの卵子と受精させて調べたのです。(マウスの卵子を受精させても分割は進まないので、ネズミ人間が生まれることはありません)

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スイッチを入れる力が高い位置で推移しているのが、子どもがいる男性たち。不妊カップルの男性陣は、35歳頃から明らかに落ちています。

「検査で精子の量や運動量も大丈夫と言われた」
それでも妊娠させる力が弱くなっている可能性があるのです。

なぜ精子力が低下するのか、原因はまだ研究中ですが、岡田医師は精子をつくる細胞が老化しているのではないかと考えています。

「通常の検査で大丈夫だったので妻が原因だと思っていた」
「妻に体の負担ばかりではなく心の負担もかけていて申し訳なかった」
そんな声が男性たちから聞かれたそうです。

岡田医師は不妊治療の意識を変えてほしいと話しています。

「不妊の問題は、どうしても女性側に原因があると捉えられがちです。
治療を女性任せにしてしまう男性も少なくありません。最初から、自分にも原因があるかもしれないと思うことが治療のスタートです」

女性の加齢よりも男性の加齢のほうが、大きな影響を持つポイントミューテーション

 ここまでの妊娠率の低下、流産率の上昇、先天異常率の上昇は、女性の加齢でもよく見られ、女性加齢の影響のほうが大きいものです。一方で、男性の加齢が大きな影響を持つことがあります。

 それは、精子の基の細胞(幹細胞)が増殖するときに起きる、ポイントミューテーションと呼ばれる変化です。ポイントミューテーションとは、遺伝子のATCGの一つの塩基が、別の塩基に変化することで、簡単にいえば、遺伝子に微細な変化が起こることで生じる現象です。

 精子は卵子と異なり、高齢まで分裂増殖している細胞です。つまり、分裂回数が多くなるほど、遺伝子配列にミスが起こりやすいのです。1年間に約2個のミスが起こると推計されています。ですから、30歳加齢すると、30年前より、精子の微細な遺伝子異常は、約60個増えると考えられます。

 この遺伝子配列のミスが起こる場所はさまざまです。アミノ酸など、体を作るのに大切な遺伝子配列の場所に起こる場合もあれば、体を作るのには関与しないところで起こる場合もあります。したがって、具体的な影響として現れるかは、変化した場所によるということです。ただ、やはり数が多くなると、「数撃てばあたる」というように、影響が出る可能性も高まります。

高齢の父親から生まれた子は、精神疾患を持つ可能性が高い

 このポイントミューテーションには、もう一つ、大きな問題があります。それは微小な変化と述べたところにあります。

 変化が大きいと「妊娠しない」「妊娠しても流産する」「生まれてすぐに先天異常とわかる」というようにはっきりとした影響が早期に現れます。しかし、ポイントミューテーションは、その変化が微小のために、生まれる(流産しない)可能性は高いのですが、生まれた直後には異常がわからず、大きく発育してから、「なんとなくおかしい」と、気づかれる可能性があるということです。

 分裂回数が多い精子、すなわち高齢な父親から生まれた子に、なんらかの変化が現れることが考えられています。現在、疫学的研究で分かっていることは、高齢の(≒精子の質低い)父親から生まれた子に精神疾患を持つ子が多いということです。すなわち自閉症、多動性障害、鬱、統合失調症といった疾患です。これらの病気は、「父親の高齢」が理由のすべてではありませんが、「父親の高齢」(≒質落ちた精子)によって発症率が高くなっている可能性はあります。

 

補足

 卵子の質は、主に「流産や先天異常」を左右します。

 一方、精子の質は主に「発育後の精神機能」を左右するということです。ただし、どちらも「主に」であって「全ての」ではありません。

 必ずしも、卵子・精子のいずれかだけが原因ではないのです。

 大事なのは、早めの不妊検査を一緒に受けることです。

男性だからこそ改めて考えたい「妊娠適齢期」

 妊娠適齢期と聞くと、女性の話だと感じる方も少なくないのではないでしょうか。特に男性は、「まだまだ自分は元気だから大丈夫」と思っている方がいるように思えます。

 もちろんライフプランというのは、個人個人で異なりますし、誰かが押し付けるものではありません。しかし、高齢になればなるほど、子どもを持とうと考えても、なかなか妊娠しないことがあります。また、子どもができたとしても、何らかの先天性障害があることも増えます。そうしたことの原因を女性の側から探そうとする傾向がありますが、それは正しいとは断言できません。なぜなら、今回見てきたように、男性の側にも、さまざまな医学的根拠があるからです。

 ですから、自身で出産をする女性だけではなく、子どもを持ちたいという希望のある男性も、ぜひ正しい妊娠・出産に関わる知識を学び、そのうえでライフプランを立てるようにするといいのではないでしょうか。

 

補足

 精子の遺伝子損傷は、精液の質も左右します。

 したがって、先天異常リスクを下げるためにも精液検査値は参考になります。

 たとえ高齢男性でなくても、精液検査値が悪ければ流産率などは高まります。

 個人ごとの検査値が出ているのなら、実年齢より精液検査値が重視されます

執筆者インタビュー

 下記インタビューは、「精液検査値による子どもへの影響」とは別話題です。

 あまり関心ない方は、お聞きしなくてよいでしょう。

 

「不妊治療 最新情報」
国立成育医療研究センター  齊藤 英和さん

(内閣府 少子化対策座長)

1 手厚くなった助成制度
2 男性が原因の不妊
3 女性が原因の不妊
4 自然に近いタイミング法
5 人工授精と体外受精

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