日本で最もAIDが実施されている慶應義塾大学病院では、2017年6月より海外で出自を知る権利が認められてきた状況を踏まえ、ドナーの同意書の内容を変更しています。
匿名性を守る考えは変わりませんが、生まれた子が情報開示を求める訴えを起こし、裁判所から開示を命じられると公表の可能性がある旨を明記しています。
それにより、2017年11月以降、新たなドナーを確保できなくなり、2018年8月、提供を希望する夫婦の新規受け入れを中止する事態に陥っています。
引用元)
- 吉村やすのり 生命の環境研究所
- 経歴――産婦人科学・生殖医学などの各学会理事
同様に、当精子提供バンクでも引退などでドナーが不足しています。
このため、「A型またはB型」以外を希望する方からの受付を中止しています。
また、団体とはいえ無償活動――本業の仕事時間を引いた残りでの活動――のみでは、ドナー登録のために厳しい審査を続けかねる状況です。
したがって、今は新たな審査対象者を募集していません。
既に登録要件を満たした者を中心に、精子提供しております。
なお、旦那様と提供者の血液型は、必ずしも一致させる必要はありません。
親子の血液型組み合わせについては、次のリンクが参考となります。
また、提供者の血液型を限定せずに依頼なさるご夫婦もいます。
したがって、血液型を柔軟に選べるご夫婦は、お問い合わせください。
しかし、次の方は外部の精子提供バンクへお問い合わせするのが良いでしょう。
- 「血液型 組み合わせ」を踏まえても、別の血液型を希望する
- 変更の余地も、全くない